商業手形の割引(資金化)だけで無くお困り事等ご相談ください。

龍実ブログ

2018年11月2日のブログ「企業を調べる~」の中でも触れましたが、

我々は、中長期的な企業与信ではなく、半年以内(手形の支払い期日迄)に

この会社は大丈夫か??という所を重視する傾向があります。

わかり易い所で言えば、流動資産と流動負債の比である流動比率がどうか??

という所もその一つです。

話が少し逸れましたが、最近手形の振出人の決算書を見る以外にも、

弊社のお客様から何かとご相談を受けた際に、お客様の決算書を

見せて頂く機会が増えてきました。

そして、お客様の決算書の数字について、気になった所を質問してみると、

結構な数のお客様が数字については答える事は出来ても、その計上によって

悪い内容の会社に見られてしまう決算書になってしまっているケースになっていても、

それの意味をご存知ない方が結構多くいらっしゃって、この決算書を作った税理士は

如何なものかと思う事がよくあります。

例えば、先日見た極端な例ですが、手数料が20~30%かかるファクタリングを利用した

お客様がいらっしゃって、お客様の1カ月後に入金になる400万円の売掛債権を

ファクタリング業者へ300万円で売ったのですが、お客様の認識では、

300万円を1カ月借りた手数料が100万円となり、この100万円を

利息計上してしまっているのです。

このように処理すると、決算をまたげば、短期借入金が増え、勘定科目上に

借入先のファクタリング会社を載せなければなりませんし、300万円の借入に

利率 年400%の利息のお金を借りた事になってしまっていました。

販管費の支払手数料に計上すべき100万円をこのように支払利息が

100万円増える間違った処理をしてしまっていたら酷い事ですよね。

今申し上げた例は最悪の例ですが、他にも色々と「これは如何なものか?」と

思う決算書をよく見かけます。

なかなかご自分の会社の決算書を他人に見せる事は躊躇されるのが普通だとは思います。

ですから契約されている税理士と利益と税金の事ばかりでなく、

「自分の会社の決算書の見栄え」について、忌憚の無い意見を言ってくれる税理士か否か、

が大切な事だと思っています。

勿論、弊社へもお気軽にご相談下さいませ。

お客様の立場に立ってお手伝いさせていただきたいと思っています。

本日も最後までお読み頂き有難うございました。

 

 

 

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