1月18日の新聞(下記参照)に売掛金の回収保険が
最近増えてきているという内容の記事が載っていました。
この保険は、取引先が倒産などで、自社の集金が出来なくなった時に
保険会社が代わりに支払ってくれるもので
主に与信(信用力)の弱い企業と取引する際にかけておくと(リスクヘッジ)
未回収を補填してくれる保険です。
この保険は記事にもあるように昔からあったのですが
ここ最近増えてきている理由は、長びくコロナ禍で
「企業が倒産への警戒を強めている」
と説明していますが、逆に
「何故、今迄は契約が増えなかったか」
と言うと
記事の後半にもありますが、私は
「保険料が高かったから」
コスパに合わなかったからだと思っています。
この記事での
「例えば、1つの売掛先に対する補償限度額を3000万円として
売掛先を数十社持つ場合、年間保険料は500万円程度になる」
と書いていますが、数十社と言うのがくせ者で
はたして皆様のお取引先で与信の低い(弱い)先が
数十社もあるかと想像されてみてください。
そして1年以内に5分の1で破綻しそうな取引先が何社有るか??
言い換えれば、5年以内に100%の確率で倒産する会社が有るか??
これが判れば、保険も経費で落とせるので値打ちがありますが、如何なものでしょうか??
何やらこの保険の悪口を言ってしまっている感じですが
私が皆様に考えてみていただきたいのは
例えば売掛先から120日先の期日の手形をもらい
買戻し不要の不担保裏書(不渡りになっても責任を負わない)で
弊社へ譲渡した取引の場合は高くても手形額面の6.5%位です(3000万円で197万円)。
聞くところによると興信所の評点が極端に低い企業の保険は
引き受けてくれないケースもあるようですし
弊社も不担保で割引に応じられない事もあります。
ただ1つ言えるのは、お取引先に対する与信を考えられる上で
弊社へご相談くださると、費用は0でコスパは抜群です。
それを基にお取引額や先方の支払い条件を検討される事も
まずは保険に加入されるかを考える前にされても良いのではと思います。
1つの記事で、何かと書きましたが
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
※参照記事